「許し」とは、

ずっと鍵をかけていた扉を解き放つこと。

「赦し」とは、

ただそこに在るものをすべて包み抱擁すること。

愛には許しを。罪には赦しを。

こんな自分で申し訳ないという、

謎の罪の意識を赦しきれなくて、

人は愛に蓋をする。

こんな自分で愛してはいけない、

愛されてはいけないと身を小さくする。

自分という存在を丸ごとを赦せることで、

初めて愛に還ることを許可できる。

愛していい。

愛されていい。

生きていていいのだと。

愛したい対象が目の前に現れるほどに、

その罪の意識は比例して大きくなるもの。

生まれたての小さな我が子を目の前に、

こんな私が母親やっていいのかしらと、

謎の罪の意識に、

足がすくんだ初めての子育て繁忙期。

だけど親が幸せにしてあげなきゃと、

ちゃんと育ててあげなきゃと気負わなくても、

子供はちゃんと育つし、

ちゃんと自分のチカラで勝手に幸せになってくれるもの。

許せないのは、

赦せない何かが自分の中に在るということ。

無力なままで、非力なままで、

それでも愛し、愛されることを、

自分に許してゆけばいい♡

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画像は2017年1月過去作品、

『月虹』

☆星月夜☆